育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

花屋の危機

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新型コロナで危機的な状況に陥る業種が多いと聞く中、うちの姉はそういう情報をいち早くツイッター仕入れ、私に伝えてくれる。

 

例えば、休校が多くなり困ったのは畜産系で給食の牛乳が余ってしまうというのを聞いた。牛さんのおっぱいは毎日張るので乳は絞らなければならないが、行くあてがない。だから、私たちで積極的に消費していかなければならない。

そういうわけで、いつもは日持ちする&タンパク質摂取のために豆乳派の姉も牛乳をせっせと買っていた。ただ、普通に消費しきれないので我が家にフルーチェを買ってきて、我が家にも消費を促していた。

ただ、我が家の牛乳の消費量は普段から凄まじく、1日1本はなくなってしまう。ぴっぴ(息子)も大好きだし、コーヒー、紅茶にフルグラと冷蔵庫に三本くらい入ってないと安心できない。

 

さて、今度は姉の仕入れてきた情報は花屋の危機である。お花屋さんも本来ならこのシーズン、卒業式や送別会、ホワイトデーに入学式、歓送迎会などかきいれ時なのになかなか消費が進まないという。我が家もガーデニングを始めたからなんとなくわかるけれど、急に行き場のなくなったお花たち、はいわかりましたというわけにはいかない。何ヶ月もかけてこの時期に咲くように整えてきたわけだから。

 

そういうわけで、心のオアシスを求めに、また便宜的には花屋さんに少しでも貢献したいという目的でくりだしたのだった。ただ、松原商店街はこんなときでも人が賑わっていて恐ろしい。

天王町の個人商店を訪ねることにした。そこは、以前からちかくのママ友もご贔屓にしているなかなかセンスの良さそうな店構えなのである。間口は狭く、看板もさりげない。売り物なんだか自生しているのかわからないもっさもっさのローズマリーが出迎えてくれる。

姉も時々そこで自分のために花を買っていたという。でも、怖いのが値札がないのだ。

これは時価の寿司屋に入るような緊張感があり、変なプライドで値段を聞いたからやめますってのはなかなか言いにくい。だから入ったことがなかった。

この日ぴっぴは旦那に預けて、姉が花を買うというのでついていった。店の中はあんまりみたことのない花たちが自由に花瓶に刺さっている。ただ、他の花屋と違ってわっさり入ってなくて、それがまた一本あたりお高いんでしょう?という気にさせるのであった。

 

姉は色んな花の名前を知っていて、次々にお店の人に聞いていく。私はそれをフンフンと聞きながら店の中の、また店先の鉢植えなんかをみていた。すると、外に可愛らしい白い葉っぱを見つけた。それはエンジェルウィングという、その名の通り天使の羽のようなふわふわの多肉系の葉っぱだった。調べると、年中色が変わらないらしく、イングリッシュガーデンにもってこいだな。しかもそんなに大きな鉢でもないので値段もべらぼうに高くはないだろう。

前のお客さんが常連客らしく、このご時世でお花の教室もできないと嘆いていた。お花を買いにきつつこういう会話を楽しみにきているのだろう。10分ほどそちらの会計などが終わるのを待って私もこの小さな鉢植えの値段を聞いてみた。

 

「これね、可愛いでしょ。けっこう新しい品種でなかなか見ないよね。いつもは2,500円だけど今日は2,000円でいいよ!」

一瞬笑顔が凍り付いてしまった。横で笑っている常連客の方は、「さんざん私もおまけしてもらったから大丈夫よ」と言ってくれたけど果たして真実はどこなのか‥

散々迷っていた姉が、結局最後の2択までしぼり、私も切り花を買うことにした。姉が選ばなかった方と思ったけど、なんだか値段でドキドキしてしまうので、2択の安い方を買うことにした(笑)

 

ラナンキュラスだかトルコキキョウだか忘れたけど、家に今飾っている。

最終的に400円のピンクの花と250円の黄色い花、そこまでは把握しているのだけど、エンジェルウィングスとおまけでエリカという植木もつけてもらって税込1,000円ほど。もはやなにがいくらかわけかわからんけど、ホクホクで帰ってきた。

花屋さんの力になれたらと思ったけど、今はやはりあんまり売れず、花の値段も安くなっているようで。おまけまでしてもらったら意味あるのかくらいの利益だろうけど…。

 

さっそく他に娯楽もないので家の庭に植えた。せっかくセンスのいい植木も、配置でなんともいえない騒然とした感じになってしまうのが申し訳ないが。加えて今日の雨で流されそうだけど。また行きたいお店であった。

 

 

給料カットで

地震で目が覚めてしまった…。昨日の夜にカラスが鳴いていたけど予兆かと思うと少し怖くなった。
この新型コロナに地震で避難所とかになったら悪夢でしかない…。夜中に書いたけど、もう一回見直してからそれでもアップしとこうと思う。


30万円を支給するとかしないとか。
基準がわからずもらえるのが遅くなれば死活問題になる人もいるだろう。

国の借金が1,000兆円をこえる我が国で、この有事に多少借金が増えたところで人命には代えられないと思うのだけど、なかなかパーッとはお金は使ってくれないものだ。

でも、人が死に、経済の停滞が長引けば長引くほどヤバイのは私にもわかる。この先、先行きが見えず店を畳んだり最悪自殺する人だって出てくるだろう。

税金で暮らしてる議員は何故にこういう時に、「ボーナスカットします」くらい言わないのだろう。北海道の道知事は夕張市の市長だったときに、給料カットや経費をカットして身銭を切って建て直したと聞く。


今、衆参議員数は約700人ちょい。500万円のボーナスがあるとして、3,500,000,000円
見づらいが35億円

今、教員は混乱の最中だろうけど、実際に授業はしていない。(地方除く)だから、なんて言い方はおかしいけど、月に2万円、2ヶ月で4万円くらいカットされても全然痛くないと思う。(ボーナスカットはきついなぁ…)

全国の小中高の教員数は90万人くらいだから、900,000人×40,000円で36,000,000,000円
見づらいが360億円

これ足してもアベノマスク代に到底足らないのが悲しい限りだけど、約400億円を少しでも苦しい人に還元できないか。
他の公務員もカットしたら、と思うけど、最前線で頑張ってる人の給料をカットするのはしのびないので置いといて。


日本にゃ5,800万世帯ほどあるらしいが、そのうちとりあえず失業はしないであろう公務員世帯と
年金や生活保護などセーフティネットで守られてる世帯と、年収800万円くらいある世帯これを除くと

年金世帯数は約2,000万世帯
生活保護世帯160万世帯
国家公務員58万人
地方公務員274万人で足すと340万人
全世帯のうち800万円以上の世帯は全体の20%ほど

いろいろ重複しているであろうが。


ざくっと400億円を30万円で割ったら13万世帯にしかならなかったけど…。マスク代もあててたら30万世帯とかになってなかったかね。

1人暮らしは30万円を15万円とかさ、みんなで分けあえば多くの人に行き渡ったりしないのかね。

それかもう、1億2,000万人の人口うち、65歳以上の年金世代と18歳未満の児童を抜いた全員に10万円!とか。所得の多い人は後から返納とか(よく言ってるけど確定申告で取り戻すとか)

みんながみんな貯金して暮らしてるわけでない。
それを蟻とキリギリス的に自己責任で片付けてしまうのはどうなのかなぁと思う。失業者が増えれば雇用保険も崩壊するし、コロナにしても自殺にしても死者が増えれば人口が減る。結果納税者は減るわけで。
そうなりゃ結果的に議員なんて減らされるし、それで飯食ってんだから困るのは自分たち。

てか、これだけ高齢者が亡くなってるのに、高齢者集団の議員たち危機感無さすぎでないかい?有権者も高齢者をターゲットにしてるわりに見捨ててないかい?
一瞬高齢者を掃討する作戦かと思ったわよ。


今、ここでみんなが踏ん張れるように、身銭を切ってくれたり、給付をしてくれたりで命を守るのが政治の役目じゃないのかしら。じゃないと、1年後どうなっているのか…。

有事でもないのに防衛費には毎年5兆円も出すのに、教育費は出さない国だもんね。人命を守ってくれることを切に願うばかりです。

逆子で帝王切開だとしたら

前回の日記で少し書いたけど、今お腹の子は逆子気味らしい。私はちょっとしたことで騒ぐので、先生もサラリと事も無げに言った。

「えっ、逆子だと帝王切開ですか?!逆子体操とかやった方がいいですかね」

「まだ30週になってないから自然に戻ることのほうが多いからね。なにもしなくていいです」


そう言われても、気になってしまうのが妊婦。

さっそく『逆子体操』を検索するも、なおることもあるがデメリットもあるらしい。最終的には先生の手技で刺激を与えて回転させるんだとか。ゴットハンドや

今は羊水が多くて動くスペースがあるけど、週数が進むと、自然に頭が下の体勢が楽になるらしいが。
うちの子、本当に胎動が激しく、そんなに動くならはよ頭下にせい!とよく夫と話しかけている。


まぁ楽観すればいずれ戻ると思いつつ、もし帝王切開だったときのことを考える。
まずよいことから。

・産む日がわかる
→それならぴっぴ(息子)をしかるべきところに預けて満を持して入院。急に破水、どーしましょを避けられる。

・保険適用
→普通分娩より10万円ほど安いようだ。

・死ぬほど辛い陣痛がある程度軽減?
→これは未知数。でも麻酔ありがたし


そして懸念事項

・こわい、痛そう
→手術そのものが初めてなので不安。人生で骨折がマックスのケガ

・入院が長引く
→10日ほど入院するのでぴっぴも心配だし、預けるお義母さんの負担が心配。ぴっぴストレスでハゲないかしら

・術後の回復が遅そう
→ただでさえ歳を重ねて治りが悪いのに
帝王切開の人は歩くのもやっとで痛そうだった…


どちらにしても、今新型コロナウイルスの影響で健診も付き添い禁止、立ち会い出産ナシ、入院中の面会もナシなので一人で頑張るしかない。
私はよくも悪くも二人目である程度予測ができているけど、これ、初産婦さんめっちゃ不安やろーなぁと思う。

けいゆう病院の出産レポでも書いたけど、私は四人部屋でも痛さ我慢できず騒ぎ。陣痛室でも叫び。
おしりの、尾てい骨のあたりをテニスボールでアザが出来るほどぶっ叩いてもおさまらぬ陣痛に苦しんだ、痛みに弱い奴。

そういえば、苦しすぎて「もう、帝王切開でお願いします!」って叫んでたわ。だから、今回はプラス12万円かかっても無痛分娩にするのだ!と息巻いていた。


これはもしかして二人目の配慮…?

あとは天に任せるほかない。
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妊婦健診は不要不急の外出か

今日にも緊急事態宣言が出されると聞いて、水曜日に行こうと思っていた健診に早めに行ってきた。

朝イチの診察、ぴっぴ(息子)は母に預けてサッサといって帰ってくる。つもりだったが、やはり帰りにスーパーに寄ってあれこれ買ってしまったのだった。

緊急事態宣言が出るとわかっていて何も買わずに帰ることはできなかった…。
だけど、不要不急の外出はするなと言われたら、一ヶ月籠城する覚悟である。まぁお散歩くらいはしてよさそうだけど、なんといっても私は妊婦。
免疫力が通常より下がっているし、何よりお腹の子に何かあったら誰が責任をもつのか。そう、お腹に入れてる私だ!

それで心配になったのは、妊婦健診は不要不急か?ということである。通院は不要不急ではないとのことだけど、健診って具合が悪い訳じゃないからなぁ。

一応調べてみると
母子保健法 (抄) 第13条 前条の健康診査のほか、市町村は、必要に応じ、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、健康診査を行い、 又は健康診査を受けることを勧奨しなければならない。
厚生労働大臣は、前項の規定による妊婦に対する健康診査についての望ましい基準を定めるものとする。』

勧奨だから法的拘束力があるってことではないのよね。大学のとき受けた医療化社会論の授業でも、健診受けないで産んじゃう人がいて問題になってるという話だったし。
今7ヶ月なので健診は2週間に1回になったところ。
そうすると1、2回はすっ飛ばすことになるのかな…。

こんなの考えるより聞いた方が早いと、いつもの先生に聞いたところ
「3週間は許容範囲かな~」

とのことでした。そして我が子、逆子ぎみということでやっぱり次回ちゃんと見てもらわないとな感じに。

道理で膀胱圧迫されてると思った…。


まだ羊水があるから自然に戻ることのほうが多いらしくて、なにもしなくてよいとのことだけど、次回見てなおってなかったらなんとかせにゃならん。

するってぇと、逆子体操?
心配で帰ってきてから調べてみると、逆子体操はデメリットもいろいろあるようで。まぁ先生の指示通り、なんもせずゆったり過ごすことにします。

ロックダウンにノックダウン

ほんとしょーもないタイトルから入りましたけど。

タイトルをつけるって本当に大変で、書きたいことがあっても「つかみ」っちゅうのがあって面白そうなタイトルなら読んでみようかなと思うし、そうじゃなければスルーされるわけで。

 

ブログをやっていると、どの記事が良く読まれているかというのがあって。とういう意味で言葉選びは大事であって、ようは検索するときにどんなキーワードが用いられているかというのが書いてる側にはなんとなくわかるわけです。

私のこの徒然日記で1番読まれているのは「イオン天王町店閉店」なわけで、次がぴっぴ出産時の「けいゆう病院の優雅な入院生活」(実際は全然優雅でもないんだけど)その他のぴっぴのいろいろな日々のまとめや私のしょーもない日常はほとんど読まれてないとわかり、ホッとするやらさみしいやら。

 

今横で夫が学級通信を書いていて、それこそ一番大事な「タイトル」に苦戦しているわけで。

よき妻としては、無責任にもアイディアだけはポンポン出してみているわけです。1組だから「一期一会」とかね。私はとても好きな言葉ですが、彼の心の琴線には全く触れないみたいで、「一致団結」とか「one for all all for one」とか「一球入魂」とか、それっぽい言葉を出してはみるものの、どれもこれも空振りのようです。

 

まぁわたしにも経験がありますが、人が言ったものって結局自分で見つけ出したものには敵わないわけで、「一事が万事」こういうときはアドバイスなどせずに、彼が導き出したものを「いいねぇ」と言ってやることで支えになるんだろうなと思い返したわけです。

 

それじゃあ私は私の方で、今にも非常事態宣言が出そうなこの都市圏の緊迫感を「ロックダウンにノックダウン」なんて、しょーもないタイトルでさてブログを書こうかと、珍しく先にギャグのような題名が出てきたのでパソコンを開くと

 

横で彼が呟いたのです。

 

「三位一体」

 

 

え、父と子と聖霊…?  

全力で止めました。

 

三位一体の改革とかあったけどね。一体何を始める気なのだろうか。

出会いと別れの季節

怒涛の1日が終わった。いい意味で達成感だ。

昨日、一番仲のよかったママ友がご主人の仕事の都合で横浜を離れ、名古屋に転勤となった。引っ越し荷物の搬出にともない、我が家で娘っ子2人を預かった。

 

奇跡的にぴっぴ(息子)と同じ誕生日のさーちゃんと、同じくらいかわいいしーちゃん(アルファベットだとどっちがどっちだか)

育休延長してからこの2人とMちゃんがうちに来るのが定番であり、楽しみであり癒しであった。新型コロナが流行ってからは特に近くの遊び場は次々に閉鎖。唯一の楽しみと言っても過言でない。

それなのに、、、出会いと別れの3月。仕方ないとはいえどうにもこうにもこの日が来るのがいやでたまらなかった。ただ、当日は子ども3人、とうてい感傷に浸れる時間もない怒涛の1日が待っていた。こちらは仕事が休みの旦那と、これまた一緒にまったーりタイムを過ごした姉がスタンバイし、ぴっぴとさーちゃんとしーちゃんそれぞれ子ども1人に大人1人という手厚い体制が敷かれた。

 

それでも勃発するケンカ。ぴっぴとさーちゃんは、特にぴっぴのさーちゃんへの愛が大きすぎて、しつこすぎて火ぶたを切る。それに対して2歳の割に口が達者なさーちゃんが反論。口では敵わないぴっぴが手を出して…というパターン。

もしくは2人それぞれ遊んでいたところにどちらかがちょっかいを出しておもちゃを欲しがる、それに応戦して…と始まる。

 

そんな2人のやりとりを間近に初めて見る夫。話はいつもしていたけれど、実際に目の当たりにするとびっくり。止めに入るのもお互い泣いてから痛がる方をなだめる私。人様の子どもを預かるのだけど、なるべくこの2人のこの定番のやりとりを見ていたかったような心境でもあった。こんな関係は滅多にないだろう。この先ないかもしれない。子どもたちも忘れてしまうかもしれない。顔に赤い傷が残っている間はぴっぴのこと、「あんにゃろう」って覚えているかしら。

 

ま、そんな感傷に浸る暇もなく、公園に連れてったりご飯の準備をしたり慌ただしく過ぎていくのでした。作業も落ち着きそろそろお迎えという時に彼女とともに母親教室から一緒のママ友ももう1人来て集まった3人。

夫はよく「保土ヶ谷三姉妹」と呼んでいてこの3人のまったーりタイムも大好きなのでした。それぞれ子どもをパパに預けて、3人でちょっといいレストランに行って労をねぎらったこともあったね。

 

初めての育児に右も左もわからない中、ここで相談できたこと、「大丈夫?」「大丈夫だよ」とお互い気にかけあえた時間が、少しずつ母親になっていけたんだと思い返す。私たちは似た者同士で、2人目妊娠中というのも何かのご縁だろう。きっとこの先似たような年齢差の2人の子どもの育児に迷った時、連絡を取り合いながら労をねぎらうのだろう。

 

旦那さんの車の運転で帰っていった彼女を見送り、お互い元気な子を産もう、と解散した。そんな今日。一日中雨で買い物にも行けず、昨日の喧騒が嘘のようにひっそりとした我が家。ぴっぴは来客がなければ日がな踏切の動画を見てしまう。

 

このブログを知っているのは、名古屋に帰ってしまった彼女と、千葉に住んでいる大学時代の親友。どちらも、きっとまた会えば昨日のことのように喋り出す2人。このブログにぴっぴの日常を書きながらまた会うのを楽しみに待とう。

犬の散歩と言うことなかれ

妊娠7ヶ月をすぎ、ぴっぴ(息子)のときよりも早くお腹が出ている。ゆえに体重の増加も早く、食事量も気を使っているが、いかんせん消費しないと増えかたは激しいばかり。

そこでぴっぴをつれて、この新型コロナの最中、天気のいい日はあっちこっちと散歩にでかける。幸い彼は踏み切りのためなら歩くことはいとわないのだけど、手をつないでくれない!!

我が家の近くには交差点があり、踏み切りの道すがらも交通量がまぁまぁ多い車道があるのでひやひやしている。
そこで活躍するのが「子ども用ハーネス」である。迷子防止リュックなんて言われてたりもする。
友達に教えてもらって、アカチャンホンポで手に入れた。もはや見た目で一目惚れ。

ただ、このヒモに抵抗がある人も多いだろう。犬の散歩みたい、と。夫も自分が出掛けるときはなかなか装着させない。でも彼はいいのだ、いざとなったら抱っこすればいいのだから。
私はそうもいかない。12キロをひょいともちあげることも、2歳男児を全力ダッシュで追いかけることもできない。妊婦ですから!

最初は見た目に恥ずかしさと敗北感があったが、ぴっぴを車やあらゆる危険から守るためなら、ダメ母と思われようと、犬の散歩と言われようといいのだ、と覚悟を持ってでかけている。

そんななか、私も身軽に、と小さなリュックででかけるのだけどダウンジャケットにすべって肩ヒモが落ちてきてしまっていた。これでは機動力半減だ。
姉に相談すると、数日後画期的なアイテムを買ってきてくれた。

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肩ヒモ2つを胸の位置で、カチャッと止められるわっか。
性能のいいリュックには最初から装着されてるやーつである。チェストベルトというらしいが。

ちょうど、ぴっぴの「ハーネス」も胸の位置でカチャッと止めるので二人で一緒だね、なんて笑っていた。

「こんな便利なもの売ってるんだねーいくらだった?」

「100均だからいいよ。それ、犬の首輪」

なんやて!

犬の首輪を装着して喜んでるなんて、むしろこっちが犬の散歩やんとつっこんだのであった。

ラプラスのカサタシュークリーム

誰にでも思い出の味はあるだろう。給食の揚げパン、お母さんの作ってくれたからあげ。

概して思い出は美化されやすい。

私の中で仕事を始め、辛い時期を乗り越えてきたあのときの味は、鶴見にあるシュークリームなのだった。ラプラスという、地元じゃちょっと有名なケーキ屋さんで、月替わりで違う味を楽しめるシュークリームがあった。皮はパリパリ、注文を受けてから中にクリームを入れてくれる。

最初にこのシュークリームはお使いで買ってきたのだった。その美味しさにびっくり。毎月、必ず1個はプレーンタイプと月別メニューを買って帰るほどはまった。

 

そして、その中でもダントツ、美味しくて思い出にのこっているのがカサタシュークリームだ。カサタ?という聞き覚えのない名前はイタリアのクリームのようで、中にドライフルーツやナッツやチョコレートが刻んでいるものが入っているのだ。やばい、書いているだけで食べたくなってしまった。

とにかく、何月だったか、カサタシュークリームが出たとき、思わず2度、3度とお店に通ったのだ。多分カロリーは爆。でも、このシュークリームを食べるために私は剣道をやっているのだと思えるくらいの美味。

 

だがこのお店、なかなかいじわるである。インターネットを検索してもカサタシュークリームがいつ登場するか書いてない。普通お店で今月は◯◯ですよと書いても良かろうものを、ホームページは更新されず、現地に足を運んで初めて「あぁ、今日はフランボワーズなのね」と分かるわけである。

職場から駅までの帰り道よりちょっと遠回りのその店は、ときどき何シューかのぞくために訪れるのだった。しかし職場が変わり、この店に足を運ぶこともなくなった。そして忙しい毎日に、さらにもっとお気にいりのお店ができたりしてその存在を忘れかけていた頃、閉店の知らせを聞いた。かつての同僚が何気なく教えてくれた5月上旬の閉店。

 

正直、イオン閉店なんて屁でもないくらいショック。あの味を2度と食べられることはないのだ。そんなことならもっと買いに行けばよかった。そう後悔してももう遅い。

その知らせを聞いて、インターネットで情報を検索してもそれ以上のことは出てこない。とにかく5月上旬に閉まってしまうし、3月と4月のシュークリームはお客様の要望の多いものだということだ。それにカサタはランクインしているのか?

ならばお店に電話して、と思った時には閉店時間を迎えており、最悪なことに明日は定休日。間の悪いことは重なる。

 

コロナの影響で家にこもらなければならない日々が続いている。お気に入りのお店も、どうか持ちこたえて欲しい。その一方で『誰か』が行かなければ簡単に商売は成り立たなくなることを痛感した。

私の小さい頃の夢はケーキ屋さんだった。なれなかった今、誕生日じゃなくてもケーキを買おう。

ハンドブレンダーでごぼうのポタージュ

先日手に入れた、ブラウンのハンドブレンダークイック9

 

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やはり手に入れたてのおもちゃは使わない手はない。というか、今使わないとまた戸棚の奥にしまいこみかねないので、早速使ってみた。

 

とりあえず、オレンジジュースとハンバーグのタネ作りをしたものの、それ以外になにに使えるか考えた結果、このコロナ対策で日持ちすると買ったごぼうが放置されているのに気がつき、消費することにした。

ごぼうといえば和の食材。日本人以外積極的に食べる文化は聞いたことがない。以前、インド人のMちゃんが果敢にもごぼう料理に挑戦したが、硬くて食べれなかったと聞いた。(本当に彼女は色々挑戦してすごいなと思う)

私もごぼうは鶏ごぼうにか豚汁か、煮物にしてしまうことが多い。そもそもあんまり使わない。

 

ごぼうのポタージュって結婚式みたいだね。」

たしかに、そんなに家庭で出てくることのないメニュー。和の食材であるにもかかわらず、大量消費できるポタージュに期待大である。

 

ごぼうの皮をそぎ、薄切りにして水につけ何度か水を変え、玉ねぎも薄くスライス。バターで玉ねぎをしんなりするまで炒めたら、小麦粉を振りかけて粉っぽさがなくなるまで炒める。そこに薄切りのごぼうを投入、水を入れて、コンソメを入れて柔らかくなったらブレンダーの登場だ。

 

こんな簡単なメニューを結婚式で…。結婚式で出てくる時はさぞ手間暇かけて作っているのだと思ったけど、とんでもない。ぼったくりやん。

だけど、問題はブレンダーでちゃんと攪拌できるかである。レシピブログにも鍋にそのままブレンダーを突っ込んで良いと書いてあったが、ティファールの鍋ガリガリにしたくないなぁと思いつつ、でもこれで別の鍋使ったら洗い物も増えるし、今後のことを考えてティファールの鍋にブレンダーを突っ込んだ。ロック解除し、スイッチオン。

ちょっと考えながらブレンダーは動き出した。みるみる粉砕されていくごぼうと玉ねぎ。

 

どれぐらいなめらかにするかはお好み次第だけど、最初なので心残りのないように粉砕しまくった。それでもさすがごぼう、繊維はドロドロしている感じだ。でも、ものの数分でごぼうポタージュっぽくなった。ここに牛乳を加えて温めれば完成だ。

 

香りはごぼうそのもの。結婚式で食べる時は、カリカリに揚げたごぼうが刺さってたりするけれど、我が家はこれで完成。味見してみると、なかなかにうまい。

 

さて、これを我が家のぼっちゃんが気にいるかが問題で、ここまでして消費したごぼうを意気揚々とぴっぴのもとに持っていった。自信はあった。なぜならぴっぴは2歳児のくせにごぼうが大好きなのだ。しかし期待は裏切られた。口に入れた瞬間、べぇと出される。何故…。

 

「ほら、スープだよ。ぴっぴの好きなごぼうだよ〜」

何度かチャレンジしたがダメだった。仕方がないので大人でおいしくいただいたのだった。

次の日、まだまだ余っているごぼうポタージュを姉にも味見してもらった。

「うまいじゃん。結婚式の味」

その様子を横で見ていたぴっぴが我も食べると要求してきた。昨日べえしたやつだよ、美味しくないよ、と言いながら口に運ぶとこの日はスッと食べた。…何故。まぁとりあえずまたべえされない程度にちょっとずつあげて、いいところでやめにした。

 

姉曰く

「スープって言われてコーンスープだと思ったらごぼうでびっくりしたんじゃない?」

「なるほど。でもコーンスープはブレンダーで作ると皮が残って食べにくそうだけどなぁ」

「コーンスープは粉末でいんでない?」

 

こんなに手間暇かけて作ったポタージュもクノールの粉末には負けるのね。

つみたてNISA始めてました

タイトル通りなんですけど。
ぴっぴ(息子)を授かった2年前あたり、財政危機を感じた私はつみたてNISAの口座をネットバンキングで開いていた。
職業柄、いろんな社会的な事象に疎くなりたくない。ちょっとでもそんな不安を無くしたかったのだと思う。

とかくNISAについては、けっこう早い段階で注目していたと思う。つみたてNISAという言葉が出るまえに、とにかくNISA 、NISAと騒いでいた。
それに対して夫は
「また変な英語を覚えてきたな〜」くらいの認識であった。
一応結婚していたので、財産は2人のものという意識があったから、勝手に投資なんて始めて共有財産を減らすのもなんなので、お伺いは立てていた。だけど、取り合ってくれなかった。

わりに新しい物好きで、特に金に関することにはうるさい私だ。嗅覚は鋭かったと自負している。それもこれも、大学時代にスポーツクラブでフットサルをしていた時、金融関係のおじさまや、ちょっと先行くお兄さんがデイトレーダーだったりした影響だろう。

そんな夫にも転機が訪れる。そう、彼の父が新聞の切り抜きを渡してくれてからだ。ま、その前にお義父さんに「 NISA始めようと思っているので色々教えてください!」と布石を投じていたのが大きいが、とにかく日経新聞の切り抜きを、会うたびに渡してくれる。
それは私に向けて渡してくれるのだけど、自然に彼の目にも止まり「 NISA」がただの嫁の口癖でないことに気がついたのである。

そして彼は自分で色々と調べ、まぁあっというまにiDeCoを始めた。あんまり相談もなく。笑

というわけで、私は晴れて NISAを気兼ねなく始められることができたわけでルンルンしながらSBI証券に口座を開いた。
が、私のことである。マイナンバーカードの写しを送ることをすっかり忘れて、出産、子育てと忙しくしているうちにそんな煩雑な手続きすら忘れてしまったのだ。ついでに引っ越したことによって、いろいろあった封筒も紛失。記憶から抹消された。

今、ここにきて株価が大変なことになっている。
アメリカも景気は後退局面に入ったかとの質問にそうかもしれないと答えている。どこまで下がるかわからない今なにかを始めるのはどうなのかと思うけれど、ほったらかしてももったいない。
そういえばブームが来ている時は何冊も本を買って、その本を人にまで勧めたのに(それでいろいろ始めた友人がいる)自分は人に教えたり手続きしてしまうとうっかり満足して継続しないクセがある。

そこで、証券会社に電話し、このほったらかし口座を復活させるためにどうしたらいいのか問い合わせてみた。住所変更もしたしどこから手をつけたらいいのやら、と。事情を聞いたオペレーターのお姉さんが一言。
「それでは今の口座を破棄するので、1週間経ったらまた作り直してください」


お手数おかけしました。うむ、また忘れそうだ!