ハンドブレンダーでごぼうのポタージュ
先日手に入れた、ブラウンのハンドブレンダークイック9
やはり手に入れたてのおもちゃは使わない手はない。というか、今使わないとまた戸棚の奥にしまいこみかねないので、早速使ってみた。
とりあえず、オレンジジュースとハンバーグのタネ作りをしたものの、それ以外になにに使えるか考えた結果、このコロナ対策で日持ちすると買ったごぼうが放置されているのに気がつき、消費することにした。
ごぼうといえば和の食材。日本人以外積極的に食べる文化は聞いたことがない。以前、インド人のMちゃんが果敢にもごぼう料理に挑戦したが、硬くて食べれなかったと聞いた。(本当に彼女は色々挑戦してすごいなと思う)
私もごぼうは鶏ごぼうにか豚汁か、煮物にしてしまうことが多い。そもそもあんまり使わない。
「ごぼうのポタージュって結婚式みたいだね。」
たしかに、そんなに家庭で出てくることのないメニュー。和の食材であるにもかかわらず、大量消費できるポタージュに期待大である。
ごぼうの皮をそぎ、薄切りにして水につけ何度か水を変え、玉ねぎも薄くスライス。バターで玉ねぎをしんなりするまで炒めたら、小麦粉を振りかけて粉っぽさがなくなるまで炒める。そこに薄切りのごぼうを投入、水を入れて、コンソメを入れて柔らかくなったらブレンダーの登場だ。
こんな簡単なメニューを結婚式で…。結婚式で出てくる時はさぞ手間暇かけて作っているのだと思ったけど、とんでもない。ぼったくりやん。
だけど、問題はブレンダーでちゃんと攪拌できるかである。レシピブログにも鍋にそのままブレンダーを突っ込んで良いと書いてあったが、ティファールの鍋ガリガリにしたくないなぁと思いつつ、でもこれで別の鍋使ったら洗い物も増えるし、今後のことを考えてティファールの鍋にブレンダーを突っ込んだ。ロック解除し、スイッチオン。
ちょっと考えながらブレンダーは動き出した。みるみる粉砕されていくごぼうと玉ねぎ。
どれぐらいなめらかにするかはお好み次第だけど、最初なので心残りのないように粉砕しまくった。それでもさすがごぼう、繊維はドロドロしている感じだ。でも、ものの数分でごぼうポタージュっぽくなった。ここに牛乳を加えて温めれば完成だ。
香りはごぼうそのもの。結婚式で食べる時は、カリカリに揚げたごぼうが刺さってたりするけれど、我が家はこれで完成。味見してみると、なかなかにうまい。
さて、これを我が家のぼっちゃんが気にいるかが問題で、ここまでして消費したごぼうを意気揚々とぴっぴのもとに持っていった。自信はあった。なぜならぴっぴは2歳児のくせにごぼうが大好きなのだ。しかし期待は裏切られた。口に入れた瞬間、べぇと出される。何故…。
「ほら、スープだよ。ぴっぴの好きなごぼうだよ〜」
何度かチャレンジしたがダメだった。仕方がないので大人でおいしくいただいたのだった。
次の日、まだまだ余っているごぼうポタージュを姉にも味見してもらった。
「うまいじゃん。結婚式の味」
その様子を横で見ていたぴっぴが我も食べると要求してきた。昨日べえしたやつだよ、美味しくないよ、と言いながら口に運ぶとこの日はスッと食べた。…何故。まぁとりあえずまたべえされない程度にちょっとずつあげて、いいところでやめにした。
姉曰く
「スープって言われてコーンスープだと思ったらごぼうでびっくりしたんじゃない?」
「なるほど。でもコーンスープはブレンダーで作ると皮が残って食べにくそうだけどなぁ」
「コーンスープは粉末でいんでない?」
こんなに手間暇かけて作ったポタージュもクノールの粉末には負けるのね。