ペパロニのピザ
下の子の授乳をしながら、Netflixのドラマを見ることが増えた。
前からアメリカのドラマは好きだけど
最近になってよーく見るシーン
「ピザ買ってきたよ」
「あら、ペパロニ?」
と言ってピザの箱を開けて確認、にやり。
みたいなやーつ。これが医療ドラマでも恋愛ドラマでも刑事ドラマでも結構な頻度で見かける。
となると気になる、ペパロニってなんやー
調べる前はハラペーニョの仲間とか辛い香辛料かなんかかと思ってたけど、なんてことはないサラミの一種だった
そうか、サラミの入ったピザね。なんかいかにもアメリカみたいなものをアメリカ人は好むのね。
国民食みたいなものなのだろう。
これ、日本なら
「おでん買ってきたでー」
「お、大根あるー?」
みたいな感覚なんですかね。私はおでんは断然がんもどきだけどね
このNetflixの番組に「クィア・アイ」というのがある。簡単に説明すると、本人大変身とお部屋大改造が一緒になったよーな番組
珍しいのは改造するスペシャリストが5人のゲイというところだ。(正確にはジョナサンは違うけど)
推薦人によって紹介されたいろんな「悩み」を抱えた本人の問題をスペシャリストが解決してく。劇的before・afterみたいな面白さもあるけど
そのなかにはマイノリティで悩んでたり、困難な問題が立ちふさがってたりする。それに声をかける5人の言葉が、悩んでない人々にも刺さることってある。
気づかなかった視点、知らなかった立場。もっと自分らしさを大切に、自分は美しいんだってこと
押し付けられた「美しさ」や「らしさ」ではなく、自分らしさや自分のもっている美しさにフォーカスしていく。5人の底抜けの明るさや、そのうらにあるであろう苦労、それがあってこその優しさ、強さ
そんなものに、見てる私たちは勇気づけられる。
彼らの誉め言葉は「ゴージャスね!」
かわいい、でもかっこいいでもなく「ゴージャス」
アメリカ人といえばペパロニのピザ、というステレオタイプの表現がまだまだ普通である。なんやかんやアメリカも今までの普通に安心するんだろう
口で言うのは簡単だけど、気持ちとして受け入れなきゃだし、変わらなきゃならんし、それが当たり前になっていってほしいわな。
ちなみにクィア・アイのメンバーが日本にきた、日本バージョンもやっていた。悩みを抱えている男女
特に容姿についてまわりの目を気にする傾向が
「痩せてなきゃ」「~にすべき」「男らしく」「女らしく」
みんなと同じ、普通であることが望まれる社会なんだなーと悲しいような恥ずかしいような気持ちになった。
もしぴっぴやぴーすけが男の子だけど、ピンクやスカートを選んだとしても「いいチョイスね」って言ってあげたいし
同性でも異性でも好きな人ができて、愛する人がそばにいてくれるなら応援する
そんな親になりたいなぁ。