育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

映画鑑賞「ターミナル」

心温まる作品を見たくて、こちらを選択。

ニューヨークに行く予定だった男(トム・ハンクス)がフライト中に母国がクーデター。戦争状態に入り国がなくなっちゃったのでパスポートも無効。入国手続きが出来ず、法律の間で外に出ることもできず母国に変えることもできず空港(ターミナル)で待つというものだ。

最初英語も十分に話せない主人公が、その人柄で多くの人を魅了し、多くの従業員が彼に最後はエールを送るのだ。こういうのがみたかった(心温まる)

 

まぁさすがというか、トム・ハンクスが演じる架空の国、「クラコウジア」の言葉やありようがうまい。もうすっかり「その人」という感じで見てしまう。

いやートムよ、新型コロナにかかったけど回復してよかったよ…。名優を1人失うところであった。

 

そして多分この空港ってのが、ジョン・F・ケネディ空港なんだよな。夫の趣味に付き合って、結婚してからNBAを見にアメリカに行った時降り立った空港と同じ。この映画を見てから行けば良かったーと思う限りである。まぁ滞在時間は主人公と違って数時間だけど。


だからこの映画の舞台はずっと空港だし、本当にアメリカなのかよくわからんくらい外の風景が出てこないけれど、それ故に人間の変わりゆく様子とか、ストーリーに集中できて良かった。(よく、え?今ここどこなの?とか、あれさっきまで〇〇にいなかったっけ?とかなるので。)

 

ところで、この主人公がなぜアメリカのニューヨークに行きたかったのか、どうして頑なに待つのかというのが最後の最後まで謎なのだけど、理由を聞いて「なるほど」と思うか「そんなことで」と思うかは人それぞれの価値観だろう。

うちの旦那は、蕎麦を食べに1人で学生時代に長野に行ったとか、アメリカにバスケを見に行ったとかそういう情熱を持っている人である。

 

そういう情熱って、なかなかないよなと。すごいなと思う。私も絵を見にフランスとかイタリアとか行ったけど、1人じゃな…


そんな情熱を持ってわざわざ旅をする。そんな気力もうないな。まして世界は新型コロナで一変してしまいそうだ。以前のように気軽に出かけることはおそらくこの1、2年では無理だろう。だからこそ、情熱を持って行きたい!と思える人と旅ができて良かったなぁと思う。ついでに自分がみたかったブロードウェイや国連本部にも行けたし。

 

映画では内戦が終わり、目的を果たして主人公は家に帰る。最後にほっこり終われる後味のいい映画であった。