育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

映画鑑賞「タリー」

夫の在宅勤務も5月末で終了となりそうだ。
4月からは怒濤の毎日と思っていたので、大きな腹を抱えながら2歳児を家で見るのは一人では不可能だったろうと今更ながら思う。

ましてや夫婦でそろって夜に映画を見ようなんで、すんごい贅沢な時間であった。

今回見たタリーは一人で見たんだけど、ぜひに夫婦で見たらいい。妻に優しい夫も、家庭をかえりみない夫もどちらも行動に変化をもたらすだろう。

ストーリーは3人目の出産を控えたマーロウがナイトシッターとして雇ったタリーと関わってくなかで自分を取り戻してくって感じ。

前半はひたすら辛い。
お金はないわ、三人目で上の子の世話はあるわ、ちょっとした高齢出産だわ、夫は仕事から帰って夜はゲームして寝ちゃうわ。

生まれてからは夜もおっぱいあげてーオムツ変えてーと
あ、そうだこんなしんどかったわい。これからこんな生活が待ってるのよねーと見てても辛い。共感しまくり。

もう糸が切れる寸前、気が狂う!ってところで兄が紹介してくれたナイトシッターの電話番号に手を伸ばすマーロウ。
ナイトシッターのタリーがきて少しずつ変化が。来たのは今どきの若い女の子。え、ベテランのおばちゃんじゃないんだー

ちょっと変わった哲学的な女の子と対話してくなかで昔の自分を取り戻すマーロウ。
理想と現実でどーにもならず自分を責めてたけど

タリーがちょっとずつ手伝ってくれて元気になっていくマーロウ。
カップケーキ作ってくれたり、床掃除してくれたり、花を飾ってくれたりそういうちょっとしたことが嬉しい。

ただ永遠には続かない。
元気を取り戻したマーロウとタリーに最後の時間が迫っていた。かつて遊んでいたニューヨークでふたりは最後にとはめをはずして遊ぶ。子どもを家に置いて

その帰り道、マーロウは車を運転し、川に突っ込んでしまう!!
マジかー?!お母さん!!


九死に一生をえて、旦那さんも目が覚め、そんなにストレスたまってたんかごめーんとなり、タリーが去ったあとは一緒に向き合って家族が過ごしていく。


そんな話


筋トレをしながら横目で見ていた夫は
「どうだった?俺も見たほうがいい?」

これこれこーいう内容でさ、と語るとそっかー大変な話やねとふたりで言い合った。その程度。あんまり見ろ見ろ言うのもねー

そのあと、映画の評価が気になってネットで見てると衝撃の事実が!

タリーは、タリーはマーロウの若い頃の姿だってぇ?!

え、そんなとこあったっけ?


実は映画の最中にトイレにいったり、ぴっぴ(息子)が泣いて様子見にいったりで肝心のオチを飛ばしていたのだ。


つまり。タリーは存在せず、苦しいお母さんが作り出した妄想…。ナイトシッターも雇っておらず、自分で夜も面倒見てた

ワンオペだったんやーー!!


もう一回見直しました。そうするともう涙が止まらんのですよ。泣けて泣けてしゃーないのですわ


頭からワンオペダメですよー夫婦で協力しましょーと言うよりよほどパンチのある作品でした。
二人目生まれたらきっとまた見るだろうなぁー