育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

映画鑑賞「コンテイジョン」

またまた映画の話で。

今回の新型コロナウイルスに状況がとても似ているという話題の映画をみた。その名も「コンテイジョン」=接触感染の意味らしい。

 

この映画、姉と一緒に見ようよと言っていたのだけど精神的に落ち込んでる時に見るには少々勇気がいるということで辞退された。でも、少しでも教訓というか明日への参考になればと思い1人で見ることにした。

 

この映画、まぁしょうがないんだけど、登場人物が次々に死ぬ。

最初に感染したと思われる女性、これがアイアンマンシリーズのペッパー、グウィネス・パルトローなんだけど、冒頭5分くらいで泡吹いて死ぬ。そして、その息子、その配偶者がマッドデイモンなんだけど、まさか彼も死ぬのかい?と思っていると抗体を持っていたのか助かる。

そして日を追うごとに、謎の感染が広がり、世界各地で謎の死を遂げる人が増える。そこで動き出したCDC(まぁいわゆる保健局系のお偉いさん)という組織の女性科学者が発生源を突き止めようと調査に乗り出すんだけど、この人がケイト・ウィンスレットタイタニックでレオナルドディカプリオと船でイチャイチャしてた人だ。

 

各地に赴き、感染者から話を聞き、隔離をしたり受け入れ施設を整えたり精力的に動くんだけど、今新型コロナウイルスに侵されているリアルタイムの私が見ると、「お願い!マスクして!!うつっちゃうよ!!」と心配になる。そして物語後半、予想通りこの人も感染して死ぬ。

 

てっきりこの人が主役だと思って死なないだろうとタカをくくると死ぬのだ。もう1人黒人のCDCトップの人がローレンス・フィッシュバーンというおじさんなのだが、この人もCSI:科学捜査班とかでお馴染みの、いろんな映画に名脇役で出てくるんだけど、奥さんが暴漢に襲われたり、自分にワクチン打たなかったり、いつ死んじゃうの?!って思っていると、逆に最後までお元気に生きてたりする。ホッ

 

では主人公は誰かというとマット・デイモンで、冒頭でてきたグウィネス・パルトローの旦那さん役なんだけど、いわゆる追跡調査をしていたらその死んじゃった妻がシカゴで浮気していたことがわかっちゃったりで、精神的には大打撃なんだけど、娘のために生き残ろうとするわけだ。

でも、街は荒廃して、スーパーの店員は逃げ出し、金も払わずに物を持っていく輩で溢れ、特効薬があるとデマが流れれば薬屋さんのガラスを割って我先にと奪い合う。(デマを流す記者がジュード・ロウというまた豪華な)食べ物も配給制になるんだけど、並んでいる途中で今日の分は終了しましたとなれば、並んでた人たちでそのトラックを襲うとか…(ここでも思わずソーシャルディスタンス!と心で叫ぶ)

 

今の日本はのほほんと緊急事態宣言で、国民性もありそんなことないだろうと思うけども、生きるか死ぬかの時には人間どうなるかわからん。ましてあと1ヶ月外出を控えるようお達しが出れば、精神的に追い詰められていくことも予想されるだろう。人間お金がある時、精神的にゆとりがあるときは理性を保てるけど、そうじゃない時それがどこへ向かうのか…。

いろんなことを考えさせられた。怖い映画だった。てか俳優陣豪華すぎ。