育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

映画鑑賞「あん」

天気もいいのにろくに公園にも行けない今日この頃。

朝に散歩に行ったり、お弁当を注文してそれを取りに行きがてら散歩に行ったりして、人を避けながら運動不足を解消している。

友達の住む名古屋では公園も封鎖、そう考えるとお散歩できる遊歩道があるだけありがたい。

 

でも雨の日はもう仕方がない。ぴっぴ(息子)は踏切動画のオンパレードだし、私もぴっぴが昼寝した細切れ時間で映画を見ることにしている。というのも、以前から夫が英語の勉強のためと海外ドラマを字幕で見るのにTUTAYA TVを契約していたのだけど、この度Netflixまで契約して(マイケルジョーダンのドキュメンタリードラマが放送されるからとかで)最強の環境になったのだった。

 

でも、以前から映画を見るのがまあまあの趣味だったので、あんまり見たいなーというのもなく、ザッピングで探していたら、樹木希林が出ている「あん」を見つけた。

桜の花が満開の見出しに、樹木希林、たしか潰れかけの和菓子屋が樹木希林のあんこで再生していく話だったような。。。

 

ちょうどよい、この穏やかな昼下がり、姉と一緒に鑑賞することにした。

 

たしかに、ストーリーは概ねそんな感じなのだが、恥ずかしながらこの映画の本質を知らなかった。仕事をしていて映画はなかなか見れない時期の公開だとしても、これは見といてよかった!!

最後はもう号泣して、姉にティッシュを持ってきてもらい、昼寝から起きたぴっぴに心配されるほど泣いた。これから見る人もいるだろうけど、ハンセン病も絡んでくる話なのだ。というか、どう生きてきたか、これからどう生きるか。

 

あまりに前評判を知らないで見てしまったけど、河瀬直美監督じゃないか。そりゃ深い。

樹木希林のお孫さんも出演していたのか。そりゃ知らなかった。

 

差別がダメとか、目的・目標を持って生きることができる幸せとか、口で言うのは簡単だけど、なかなか伝わらないし軽く受け止められてしまうけど。

もし、中学校3年生の授業で、受験が終わった後なにか映画を見せようということになったらぜひともこれを見て欲しいなと思う。

 

それまで夫に付き合って見ていた映画が「ワイルドスピード」の種類だっただけに、このギャップの落差にため息よ。でもね、このコロナで落ち込んでいる世の中には、ドカーン!系の映画の方がすっきりしていいのかもしれない。

「あん」を見るときにはそんな心構えが必要な、ちょっと泣いてデトックスしたいときに見るのがおすすめである。