タイの友達
自分が自称姉御肌のせいか、年上の友達は少ない。
甘え方がわからないし、基本上だろうが下だろうが友達だから関係ないんだけど
妹がいるせいか年下には甘々に接したくなる衝動があり、「〜大丈夫?手伝おうか?」と逆に大人に対して失礼な態度になりがちになるし
剣道弓道と武道ばかりやってきたので年上の人にはちょっと緊張する
ただ、外国人の友達にはその感覚がなくなりがちである。
英語自体があんまり敬語がないからか私の語彙が少ないからか、つけても「please」くらいで
それすら連発すると煩わしいので自然とタメ口になる。
インド人のMちゃんは同い年だけど、タイ人のEちゃんは7歳ほど年上だ
若々しく見えるし、子どもが同じ学年なので最初は何の違和感もなくタメ口で喋っていた
しかし旦那さんの話になり、年の話になり、彼女の年の話になると結構上なことが発覚。
途中から態度豹変も調子狂うので、図々しくもタメ語は続行中である。いや、逆に向こうは最初からデスマス調だったからこちらが完全にやらかしたパターンだ。
穏やかでチャーミングな彼女はいつもぴっぴ(息子)に愛情たっぷりの眼差しを向けてくれるし、男の子・よく食べる子、という共通点もありので気があうのだった。
こちらの引っ越しと、向こうの帰省が重なりかれこれ3ヶ月くらい会ってなかったけれど
久しぶりに会って、お互いの息子の成長を喜んだ。
前回のブログの通り、このところ保育園問題で気持ちがガサガサしていたが
Eちゃんの穏やかでまったりとした雰囲気は私の心のトゲをふやかし無害にしてくれる効果を持つ。
いつも、外国人の方のお母さんを見ると
ただでさえ外国でわからないことだらけなのにまして子育てまで!何かしてあげなくちゃ
と恩着せがましく思っていた。
実際はこちらがその本来の性格や雰囲気に魅了されて付き合ってることは多い。
てか、本来そうあるべきなのに案外自分が「外国人」という枠に縛られてることに気づく。
たどたどしい日本語と英語でとるコミュニケーションの中で自分が癒されているんだな、と。
敬語や固有の忖度もないこの状況だからこそ、わかりやすくストレートに心配したり、好意を示したり、喜びを表現したりできるんだなぁと感じた今日だった。
ただ、やっぱりタイにいる家族は心配してるらしい。知らない土地でうまくやっているのか、友達はできているのか。
その心配を取り除こうと、友達になったお母さんに写真を一緒に撮ってもらい、それを家族の元に送ろうとするのだけど、結構写真は断られてしまうことは多いという。
今日その話を聞いて、「だから仲良くなったその日に写真撮ろ〜って言ってたのか」と合点がいった。たしかに、あったその日に写真撮ろうは警戒されるだろうな…。
私はそこのところ警戒心ゆるすぎるのでイェーイと4人で自撮りしたのだった。その話をたまたま来ていたうちのかーちゃんにすると
「そりゃそうよ!親は心配するわよ」と納得。ちょうどその時Eちゃんからラインが来た。
タイの家族の写真も見たいと言ったのを覚えててくれて、何枚か写真が送られてきた。どの写真も彼女が穏やかで優しいのが納得できる愛に溢れる写真!母と見ていると、今度家族の写真を送ってほしいとメッセージが来た。
よっしゃ、と引っ越したばかりの一番綺麗に見える家のゾーンを探し、母と私とぴっぴのスリーショット撮影大会が始まった。
一番写りのいい写真を送ると、早速返信があった。
「your mother kire desu」
喜ぶかーちゃん。国際交流は親を喜ばす。