病んでるノート
引っ越しの荷造りをしているんだけど、なかなか進まない。
わたしが段ボールに詰めてるそばからぴっぴ(息子)が楽しそうに出すわけ。
物を減らさねばならないので、ただ詰めるだけでなく、選択しながら進める。
そうすると、昔のぴっぴの写真やら、仕事の書類だったり、お手紙だったり…。なんだか読み返していると余計に進まないものであるよ。
今回は引っ越しの記事ではなく、思い出の品で。
過去に描いた絵が、ふと姉の目にとまり「好きな人はこういうのほんと好きだよねー」と言われたので載せておきます。
その名も病んでるノート。
大学生の頃、無印良品のノートを愛用していた。とにかくボールペンで隙間を埋めるのだ。特に気持ちが落ち込んで、病んでる時にノってくる絵。
今、こういう絵を描こうと思ってもなかなか描けない。何だろう、今幸せだからかな、病んでないからかな。大学生の時のみずみずしい感性ってーのはやはり歳をとると忘れてしまうのかしら。
そんなことを思いながら、先日ママ友が先生をしているカリグラフィー教室の作品展を見てきた。ぴっぴが会場内を走り回ってなかなかゆっくりは見られなかったけど、先生をしているYちゃんの作品も、生徒さんの作品も、どれも生き生きしていてよかった。
みずみずしい感性はなくなってしまうし、物理的な時間も取れない!だけど、こうやって作品を生み出すパワーってのはいくつになっても自分の中にはあるんだ。
ジャンルは違うけど、よっしゃわたしもやったるでー!!となんだかパワーをおすそ分けしてもらったのだった。
その帰り道
一緒に作品を見に行ったSちゃんと、服に描かれたカリグラフィーについて話した。
わたし:「ただでさえ難しいカリグラフィーを布地に書くってすごいよね。」
Sちゃん:「そうだよねー。服に書けるってことはさー、上履きにも書けるじゃん?そしたらさ、遠くからでもめっちゃ目立って『あの上履きお前のじゃね?』みたいになるよねー!」
上履き…!!
想像したら、めっちゃよみにくかったよ。
上履きははっきりくっきり書いて欲しいわたしでした。でもSちゃんのそういう視点きらいじゃないなぁ。