ズームインサタデーに行ってきた
仕事関係のママ友を家に呼んでお茶をしていた時、
「わたし、テレビに子供と出るのが夢なんですよね」と呟いた。
なんだその面白そうな話は。詳しく聞いてみると、彼女なりに試算したところ
「お天気コーナーの後ろに映り込むか、ズムサタのお誕生日コーナーに出るのが狙い目なんです。」
ほほう。
「ただ、お天気コーナーは夕方〜夜なんで帰りのラッシュが心配なんですよね」
土曜日にやっているズームインサタデーなら、朝だし土曜だからラッシュもない。
それならばとノリで行ってみようかとズームインサタデーに繰り出すことにした。
「ところでうちの子は全然誕生日じゃないんだけど出れるのかね?」
「うちもですよ。お誕生日の子が呼ばれた後に、一般の子どもも呼ばれるんですよ。まぁそこは義堂さんの腕にかかってるんですけどね。」
どれどれ、と普段見てないズムサタをみると最後の最後に子どもたちが名前を呼ばれている。結構な人数がいたが、義堂アナは子どもたちの名前を呼びきっていた。これくらいの人数なら行けそうだな。
さていつ行くのか、という設定でやはり夏休みは混むだろうからその前に行こう!と決めた。かつ雨が降らないXデーは7月 6日。やれることは体調を万全にしておくことだ。
ただ、前日になって問題が発生した。息子と、いつも遊んでいる友達の手にそれぞれ1つ湿疹ができていた。これはもしや、今流行りの手足口病では…?現場は騒然、急いで受診することになった。
結果的にただの湿疹ということで、手足口病ではないことを確認し、
「じゃあ、明日ズムサタ行ってきます!」と高らかに宣言してきた。
人の夢に乗っかるのは簡単だ。夢がある人には原動力がある。全て自分で考え、実現しようと組み立ててくれる。私はそれを邪魔しないように、うまくアシストすることに徹すればいいのだ。
さっそく彼女からメールがきた。
「6:39横浜発の湘南新宿ラインに乗ると、新橋に7:01には着くので6:30に横浜改札いかがでしょうか?」
分刻みのスケジュールを送ってきてくれた。もちオッケーです!
途中いつも利用しているエレベーターが早すぎて稼働してないなどアクシデントはあったものの、彼女の予定通り電車は新橋に到着した。7:15頃だろうか。日テレに着いた時は、ズムサタに出演したい家族が6組ほど集まっていた。
「結構いい感じなんじゃん?」
「そうですね。これなら映れそうですね」
しかしここから来るわ来るわ。30分あまりで30人ほどの子どもとその保護者に膨れあがった。さらに、誕生日の子とそうでない子に分けられ、列を並び直すと、結構な人数がお誕生日ということがわかった。
「やばいな、これ写してもらえないんじゃないかなぁ…。」
するとスタッフの方々が説明を始めた。今回も結構な人数が集まっていること、雨が降り出しそうなこともあって子供たちの名前を呼び切れるかわからないこと、そしてその鍵を握っているのが義堂アナウンサーであるということ。
「彼はいつも噛まないように、放送時間内に言い切ることに全力で取り組んでいます。僕たちはそれをやり遂げるために全力でサポートするので皆さんも協力お願いします。」
そう説明するスタッフにもプライドと自信がみなぎっていた。なんか、…熱い!!
時間になるとスタッフに誘導されスタンバイ位置に移動、子ども1人につき保護者1人までとなり、カメラを片手にお母さんたちがスタンバイ。土曜だからか、お父さんがたくさんいて頼もしい。雨もパラパラと降ってきた。
どうやら強行突破で並ぶらしい。スタッフの方々が傘を持ってきてくれた。いよいよ中にいた出演者の皆様が外に出てきた。
短いお知らせの後、義堂さんがお誕生日の子供から名前を呼び始めた。一列目の子供が呼ばれ、二列目の子供が呼ばれる。さらにお誕生日でない子供、そして三列目のRちゃん&ぴっぴ(息子)も呼ばれる!義堂アナは噛まずに、そしてこの大量の子供たちの名前を放送時間内に呼び切った。
最後に決めポーズで番組は終了。いやー義堂さんカッコいい!!
実物もテレビより男前だ。
「義堂さん、テレビで見以上にカッコいいです!」
と伝えると
「それ、皆さんに伝えておいてください」
とキラースマイル。なんとも感じのいい人だった。一方、本気の義堂ファンの彼女はなかなか声もかけられず(そういうものよね)
写真を撮ってもらいたかったようだが、他の方としゃべっているので
「帰りましょう、大満足でした」とその場を後にした。
いや、待てい。
ここまで来たなら写真撮ってもらえるか聞いてみようよ!
お節介根性丸出しで義堂さんに頼むと、快くオッケー。彼女も嬉しそうに写真に写っていた。雨の中きた家族にやさしく声をかける義堂アナ。かなり好感度が上がった。
今まで安住アナが好きだったけど、こりゃ逆転かな。