育休motto日記

2歳男児の育児日記。ときどき、社会に対する私見。

桶谷式おっぱいマッサージ

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友達が出産してまもなく「やはり」というか相談があった。母乳についてである。

友人もわたし同様予定日より早く生まれ、母乳に関して苦労していた。そんな友達にも薦めたのが桶谷式の母乳マッサージだ。

 

我が家の息子ぴっぴはこの前のゴールデンウィーク断乳をしたが、それまでは筋金入りのおっぱい星人だった。しかし、当初わたしは全然おっぱいが出なかった。

もともと大きな方ではないのに加え、乳首が陥没していたのだ!

 

それでも吸われれば出るだろうと思っていたおっぱいがなかなか出ない。

母に相談するも

「とにかく吸わせるしかないよ!ぐいっと奥まで突っ込まないと」

なんともスパルタな答えしか返ってこない。男の子なので吸う力は強いが、ぴっぴも私も授乳初心者。なかなかのミスマッチ加減。

 そこで、区役所の母乳相談に行ってみた。

助産師さんがいて、胸の様子や悩みを聞いてもらった。乳首は白い斑点ができ、水ぶくれにもなっている。

しかしここでも答えは

「吸わせるしかないなぁ…。あとはいろんな体勢で、いろんな方向から吸わせてみるとか」

母へは反発心が募っていたけど、話をじっくり聞いてもらい悩みの半分は消えた気がした。それからというものの、乳首を守るためにいろんな体勢でおっぱいをあげた。わたしはこれをアクロバティック授乳と呼んだ。だけど・・・根本的な問題は解決されていない。

 

思い切って母乳マッサージに行くことにした。お金はかかるが、この状況を打破してくれるのならいくらかかっても構わない!!というくらい切羽詰まっていた。

横浜にはアールアンドワイン桶谷式母乳相談という母乳マッサージがある。ネットで調べると評判は良さげだ。料金は5,000円というところだ。 

 

鶴屋町のマンションの一室にそれはあった。大きな待合室にはすでに親子が数組待っていた。おもちゃもあるし、転がしても余りある空間だ。予約より早めについたので待つことは覚悟していたが、施術が始まったのは予約の時間の1時間後である。

 

この時点でぴっぴはすでに腹が減っている。だけどぴっぴはすぐそばにあるベビーベッドの柵の中に隔離され、まずは妙齢の女性がマッサージしてくれる。どうやらここの先生は隣に座って施術しているおばあちゃんなのだが、その前にこの弟子の女性がマッサージしてくれるようだ。

桶谷式のマッサージは痛くないらしいと聞いていたが、本当に痛さはない。おっぱいの付け根を胸板から外す感じでじわじわと進めていく。なんだか気持ちよくて眠ってしまいそうだ。だが眠るわけにはいかない。ぴっぴが猛烈に泣いているのだ。まぁはっきり言って気が気ではない。

いよいよ師匠の登場、というところでおばあちゃん先生はわたしの足元にぴっぴを置いた。なおも泣き続けるぴっぴ。ハラハラしつつもなされるがまま、胸をモミモミされているのだけど、奇跡が起きる。

先生が押しもみする乳首の先からぴゅーーーーっと足下におっぱいが飛び出た。

 

思わず目を疑う。え、これおっぱいっすよね?!

それからもびゅっびゅっと続けて放物線を描き、ぴっぴにかかっている。

それまで一個二個しか開通してなかった乳腺が一気に開いた。

 

そのあとはぴっぴに出来立てホヤホヤのおっぱいをたっぷり飲んでもらう。その顔は満足げだった。わたしの場合定期的に通う必要もなく、お値段初回5,400円

大大大満足。てか、もっと早く行けばよかったーーー!!

 

 友達は県外なので近くに桶谷式はないようだが、子どもを預かってもらってでも行くべきだ、そう思う体験であった。